あれからは一般兵にガモフまで送って送ってもらっていた。

ガモフに到着すると送ってきてくれた者に礼を言った。

そして艦長に挨拶をすませると、今度もまた一般兵にイザークの元に案内させてもらっていた。

とイザークの婚約は公表されていないので、ほとんどの者が知らない。

だから艦長含め全員がの行動にハテナマ−クを浮かべていた。












Meeting again 〜愛しいあなた〜















「D装備だってさ。要塞攻略戦でもやるつもりなのかね、クルーゼ隊長は」

 



ディアッカの言に、窓辺にいたニコルが振り向く。

 

 

「でも、そんなことをしてヘリオポリスは・・・・」

「しょうがないんじゃない?」

 

 

言葉を遮るように、視線は窓の外にやったままディアッカが皮肉る。

イザークも肩あたりの高さで縦に回転しつづけている

ドリンクのボトルを指先で弄ぶように触れながら笑った。

 

 

「自業自得です。中立とか言っといてさ」

「っ――――」

 

 



ここはガモフのドック中央にある施設で形状としては天井近くの高度にあって半球体をしている場所だ。

各デッキから繋がっている場所で、意味あいとしてはパイロットの控え室件休憩所件通路といった感じだ。

もちろん、ここから他の区画への通り抜けもできる。

そんな3人の所に1人の一般兵が入ってきた。

それもブリッジ要員が。

その男は敬礼をし、用件を述べた。





「あの・・イザーク・ジュールを訪ねてきた方が居るのですが、

 ここへご案内してもよろしいでしょうか?」





述べるというには語弊がある話し方だ。

評議委員の息子ということで気をつかっているのか、トップガンだからなのか、

それともあのが尋ねきた者でなのか・・・。

その男の言葉に一同唖然とした。

それもそうだ、今は作戦行動中なのだから。

普通、尋ねてくる者などいないはずだ。




「はあぁ!!?」

「は?誰だそれは?」

「??」




上からディアッカ・イザーク・ニコルだ。

男はビクビクしながらイザークの問いに答えようとした。
 



「それが・・」
 



しかしそれは最後まで続かなかった。

が入ってきてしまったからだ。

ちなみにはドア付近で待機していた。

すぐに戻ってくると言ったのに戻ってこなかったからだろう。





「イザーク。私ですよ」


「なっ!!・・・!!どうしてここに!!?」





またしても一同、突然現れた少女に唖然とした。



















































「あははははははは・・・・・!!」





まだ辺りにディアッカの笑い声が響いしていた。

イザークは予想通り不機嫌そうにしていた。

ニコルはその場でオロオロしていた。

そしては笑顔でイザークの隣に座っていた。

やっと笑いが収まったらしい、ディアッカが口を開いた。





「でさぁ、イザーク。紹介してくれないの?」

「誰がしてやるか!!」




まだ、イザークは怒こっているらしい。

それもあるがよほどディアッカに教えたくないのだろう。

ニコルはまたその雰囲気にオロオロしていた。




「あら、イザーク様。

 私のこと紹介してくれませんの?」

「!!くっ、・・俺の婚約者のだ。」




イザークは彼女に弱いらしい。

正しくベタ惚れという言葉が当てはまりそうだ。

不機嫌そうにしているがイザークはちゃっかりの肩を抱いてたりする。

それでもさえ、ディアッカの笑いが再発しそうである。

ニコルがふとあることに気付いた。




「あのもしかして以前、和平交渉に協力していた様ですか?」

「えぇ、一応今でも行っているのですが・・」

「あっ、・・すいません。」




ニコルは自分の失言を恥じた。

だが、はにっこり笑って言った。




「良いのですよ。もうどうせ無理なことは分かっていたのですから。」


・・」




はイザークに向き直り、手を前に合わせて言った。




「ところでイザーク様。この方達、御同僚なのでしょう?

 紹介してくださいませんか?」

「・・ああ、ニコル・アマルフィーとディアッカ・エルスマンだ。」




イザークは手を翳しながら紹介した。

そしてもあることに気付いた。







「まぁ!皆様、評議会の方々の息子さんですのね?」





















































<あとがき>
ヒロイン、イザーク以外には猫被ってます。
天然ヒロインのようですが自分の事意外鋭かったり。
ディアとイザのコンビ好きですよ。
ニコルは白だと信じてたのに、本編で黒かった時にショックを受けました。
あと1話で再会編は終了!
次はイザーク(とディアッカ)の部屋で2人きりVv
お楽しみに。