今現在、やっとクルーゼが帰還してきた。
なんでもあのクルーゼの機体を負傷させたものがいるらしい。
それもあの新兵器で。
それがの耳に入ると視察の事を思い出した。
(おかしい・・・あれは確かに性能はいいけど、
OSはめちゃくちゃとてもじゃないけど、
あんなものを動かすなんて出来るわけない・・。
・・ここで考えていても仕方ないわね。
とりあえずクルーゼのところに行くか。
”お願い”もしたいしねv)
Meeting again 〜愛しいあなた〜
とりあえずは部屋のロックを解除し部屋から出た。
本当はこんなことしないほうがいいのだけれど、誰も来る気配がない。
仕方なく端末を開きクルーゼの居場所を探し、ヒットした場所へと向かう。
ドアの前まで来るとブザーを鳴らした。
「??誰かね?」
「・ですわ。クルーゼ。
入っても宜しいですか?」
「 もちろん 」
クルーゼが言い終わると、次の瞬間ドアが開いた。
そしてが中に入ると、顔は仮面で見えないのだが
どこか楽しそうなクルーゼを目にするのだった。
「すいません、こちらも忙しくて・・」
「良いのです、クルーゼ。事情は分かっているつもりです。
あなたが機体を損ねたそうですね。」
がクルーゼの社交辞令を遮り言った。
やはりクルーゼはどこか楽しそうだ。
「お恥ずかしながら・・ところで嬢はこの後どうするおつもりで?」
はクルーゼに耐えられなくなり訂正を求めた。
「・・クルーゼ、今は私とあなたしかいません。
いつも通りにしてください。悪寒が走ります。」
のその言葉を聞いたクルーゼは笑い出した。
「ククッ・・、どうするつもりなんだい?」
先ほどより口調を崩したクルーゼは言った。
「今はまだ・・。
あの・・クルーゼ、ガモフに行っても宜しいですか?」
その言葉にクルーゼは驚いた。
の言葉だけじゃなくその姿にも驚いたのだが・・。
真っ直ぐ自分と向き合っていたが少し顔を俯いて、赤らめてもいた。
クルーゼはそんなに笑みを深めた。
「そんなにあのガキが大切か?」
その言葉と共にクルーゼはを抱き寄せた。
はそれに動じずに笑顔で
「 はいv 」
と答えた。
それにクルーゼは笑い出すのだった。
<あとがき>
短いけどきりがいい気がするのでここでおしまい。
クルーゼ夢か!!?というのはなしで。
次はやっと念願のイザークが出せます。