幸村の頼みは城にある代物を盗ってきて欲しいとのことだった     





「やけに守りが浅いな…兵も極少数だったし… 」


「だからって抜かるなよ」


「わかってるわよ!」





任務の度にふたりが言い争うのが殆どだ。


そんな仲でも任務をちゃんとやりとげている。


だからこそ幸村はサスケとを組ませているのだ  





「これだ幸村が頼んだヤツ」


「ここもいない、なんか今回楽勝だったね?」


「戻るぞ…!?おい後ろ!」


「…え?」






振り向くと無数の太刀がの前にとんできた防ぐのは不可能とわかった瞬間に目を閉じその場に座り込んだ…


ところが斬れた音はのものではなかった…


目を開くとサスケが長刀で防いでいたのである


…全ては避けきれなくの頬に彼の血が流れた





「サスケ!どうして!? 」


「大声出すな…、お前は忍だろ!?最後まで任務をやり通せよ…」 






サスケの言う通りだった忍は感情をあらわにしてはならないものであり、


捕えられたら真田の恥…頭で理解しているのに体の震えはとまらずにいた






…今はここから出ることを最優先しろ。文句なら後で言ってやる」


「サスケ…うんっ!」


「だから大声出すな… 」





























































「たいぶ離れたしここまでくれは…安全だな 」


「うん…止血はしたけど無理しないで…私の所為なんだから…」     


「本当だぜ…それでよく上級忍者がつとまるよな」


「本当にごめんなさい…」





の返答と表情に彼は驚きを隠せなかった。


いつもなら言い争いになるはずがはただ俯いて泣くばかりだった…




「…泣くなよ、俺が泣かしたみたいだろ 」




サスケの指が彼女の目尻に触れ涙を拭う。


ふたりこうして優しくするのもされるのも初めての行為だった…


急に恥ずかしくなり赤らめるにサスケも彼女に見えないように赤らめていた


後にが立ち上がりが口を開いた






「ゆ、幸村様心配してるそろそろ戻ろう!////」


「それも…そうだな…」 






立ち上がった時の肩にサスケは倒れこんだ





「サスケ!?しっかりしてサスケ!!サス…」




出血多量―脱出を優先した結果である。


早々とサスケは寝室に運ばれたが目が覚めずに朝になった


は一睡もせずにサスケの側へ付いていた




寝なくちゃダメだよ。君だってさっきの任務で疲れてるんだから」


「幸村様…すみません。」


「ボクだってサスケが心配なのは同じだからね」


「サスケ寝てるんだから静かにしなきゃダメだよさて…

 ボクはもう一眠りしてこようかな」   


「なにバカなこと言ってんだ…幸村 」


「あ、起きたんだサスケ」


「サ…サスケ////」   


「勘弁してくれよな、こんな男女…」


「だ、誰が男女だー!! 」







































あとがき:うわっ失敗だサスケ夢以前にほぼ幸村と話していますね(逃亡)
     でもヒロイン守ったサスケかっこいいですよね!
     サスケって素直じゃないけどいざって時に男気を見せると思うんです(笑)
     次回は…まともになるように頑張ります(いつもそればっかじゃん!?)