surprising
「おい!!!」
「何?」
ある少女に少年は声をかけた。
彼らの年の差、約6つ。
はたから見ると姉弟のようにしかみえない。
実際、彼らは姉弟ではなく、赤の他人である。
は仕方なく少年の方を振り返った。
少し不機嫌そうに。
「何のようだ?サスケ」
「し、・・修行!!」
「は?」
あっさり振り返ったに呆気に取られたのか、サスケは言いたい事とは別の事を口走る。
心の準備が出来ていなかったのだろうか?
思いがけない言葉には目が点になる。
「・・ああ、別にそれは良いが。
だが、私は休暇といってもいつも暇なわけではないぞ」
「・・・ああ、悪ぃ。今度は前もって言う」
「それなら良いが」
どうやら失敗したと思った事が幸いして成功に終わったらしい。
少しサスケの顔が赤く染まる。
何に照れているのやら。
こうした二人の曖昧な関係は続くのである。
<あとがき>
何のストーリー性もない短編夢です。
まあ、シリーズにも出来なくはないが。
壱拾萬打祝いとして皆様にフリー配布します。
注意事項はサイト内に書いてある通りです。
それではありがとうございました。