→(8.5 再審査)















「とにかく あたしの結論は変わらないわ!

 二次試験の後半の料理審査 合格者は1!!よ」

















メンチの変わりそうも無い答えを聞いて受験生はみな不安そうだった。

ただ1人合格したを除いて・・・。

本人は複雑の思いでいっぱいだった。

キルアたちがすぐ隣にいるからである。

そんな風に考えていると辺りに騒音が響いた。

試験官の厳しい審査に切れてしまったのだろう。

はそんなこと気に止めず、

意を決してはキルアたちに話しかけた。



「――――残念ね・・・」


「・・うん」

「ああ、でもオレ別にハンターになりたいわけじゃないから・・。」

キルアはそう言うが、全然大丈夫にみえない。

確かにキルアはもともとハンターになりたくて来た訳じゃないだろうが、

不本意な結果を受け止められるほど大人ではない。









ふとが上をみてみるとそこには

ハンター協会のマークをつけた飛行船が浮かんでいた。










「それにしても、合格者1はちとキビシすぎやせんか?」












急に声がスピーカーを通して響き渡った。

審査委員の会長、テネロである。

そしてその後、ネテロとメンチが話し合って試験はもう1度やり直す事になった。

それに反対する者はもういない。

なにせ念願のチャンスが巡ってきたのだから・・。

「して、ちょっと問題があるのじゃが」


「と、いいますと?」


「試験番号402番の

 お主はもうこの試験合格してるのじゃが、もう1回試験受けんかの?

 別に受けなくともいい気もするのじゃが、一応”やり直し”ということじゃからのぅ?」


「 いいですよ、別に。

  もう1回くらい 」

表面上はそういっているが内心面倒で堪らなかったりする。


「というわけでいかがかな、試験内容は何かな?」




「そうですね それじゃ

 ゆで卵

 会長、私達をあの山まで連れていってくれませんか?」


「なるほど

 もちろんいいとも」


そうしてやっと問題が解決し、皆、ネトロが乗ってきた飛行船に乗り込んでいった。































































ヒュウウウウ−−−


「着いたわよ」

”ゴクリ”

「一体・・・下はどうなっているんだ?」



「安心して 下は深――い河よ

 流れが早いから数十`先の海までノンストップだけど


 それじゃ お先に」

(くすくす、それじゃみんな安心できないと思うんだけどな。

 まるで脅してるみたい・・

 けど、何故かゴンとかキルアなんて目輝いちゃってるしね

 単純明解になって嬉しいのかしら??)


受験生の驚きの中、の頭の中は楽観的である。


「「「「「「「「「「え!?」」」」」」」」」」




「「「「「「「「「「え−−−−−−−−−−−−!?」」」」」」」」」」




「「「なっ」」」

「「「「「「「!?」」」」」」」


1部の戸惑っている受験生達にネテロが言った。


「マフタツ山に生息するクモワシ その卵をとりに行ったのじゃよ


 クモワシは陸の獣から卵を守るため
 
 谷の間に丈夫な糸を張り卵をつるしておく


 その糸にうまくつかまり 1つだけ卵をとり

 岩壁をよじ登って戻ってくる」


「よっと この卵でゆで卵を作るのよ」




数分もたたない内にメンチが帰ってきた。

さすがである。

そして次は受験生の番になった。

するとある1部の生徒がいきいきしてきたようで、口を開いた。




「あ−−−よかった」

「こうゆうのをまってたんだよね」

「走るのやら民族料理より
よっぽど早くてわかりやすいぜ」

「ある程度のスリルもあるしねv」

「そうだな」

「よっしゃ行くぜ」


「そりゃ−−−−−!!」



レオリオの変な掛け声とともにゴン・キルア・クラピカ・レオリオが飛び出していった。

そしてもつづく。

だがは糸につかまるのではなく、糸の上に両足でちょこんと立ってとまった。

それを見てゴンは目を輝かせた。

「うわ〜、ってすごくバランス感覚いいね!!」

「ありがと、ゴン。

 けどこんくらいならゴンだってできるでしょ?」

「えぇ〜、そうかなぁ〜。」

「うん、ゴンって物覚えいいでしょ?」




































グツグツグツ


「こっちが市販の卵でこっちがクモワシの卵

 さぁ比べてみて」










































第二次試験後半 メンチの料理

合格者42名




































































<あとがき>
ちょっと長かった。
途中で手が痛くなりました。
読みづらくてスイマセン。
また次回も楽しみにしててくださいね??