3  第1次試験   2





たちは地上への階段を先頭にて上っていた。


それのことにやっと気づいたらしくゴンは話を振った。






「いつの間にか一番前に来ちゃったね」



「そうね」



(ホント 遅すぎ)



「うん

 だってペース遅いんだもん」


「こんなんじゃ逆に疲れちまうよな―――」


「結構ハンター試験も楽勝かもな

 つまんねーの」



そのキルアの言葉を聞き、は嬉しそうな顔つきになった。
もちろんゴンたちはそのことに気づいていない・・。
・・・・どんどん話は進んでいく。



「キルアは何でハンターになりたいの?」


「オレ?

 別にハンターになんかなりたくないよ」


「ものすごい難関だって言われているから面白そうだと思っただけさ

  でも拍子ぬけだな」

(キルアは本当に退屈そうね。     私もそうだけど・・・

 でも、キルアは今までの生活に嫌気差してるようだし。

 今ここでの環境はキルアにとっていいのかもね。

 ホント大変ね・・・・ゾルディックは・・・)

が物思いにふけっている間に話は進む。

「ゴンは?」


「オレの親父がハンターをやっているんだ

 親父みたいなハンターになるのが目標だよ」


「どんなハンター?

 親父って」

「わかんない」



(そうね・・ゴンはジンさんの息子ですからね

 もし一緒に暮らしていても家に長く居られるはずないもの・・・・。

 ほんと不器用な方・・・・)




「―――  ねぇ!!ってば!!」



がそんなことを考えているうちに話が終わっていたらしく、ゴンが呼んでいた。


「ごめんね

 で何?ゴン?」

「だからはなんでハンターになりたいのかだよ!」

ゴンはあきれたように言った。
それにもは気分を害せず言った。

「そっか。

 う〜ん。なりたいっていうかライセンスが必要なの。」

どーやらはゴンたちが気に入ったようだ。
普段自分のことを人それも他人に話そうともしない。

「「なんで?」」

ゴンたちはハンターのことをあまり理解していないようだ。
もっともキルアはハンター試験に興味があるだけで、ハンター自体に興味はないようだ。
はあまり詳しいことは言えないので、大雑把に言った。

「たとえば、ライセンスをもっていると、いろいろ便利だしね」

「「ふーん」」
あまりゴンたちは納得していないようだ。
そのことにも気づいたらしく、わざと声を明るくしていった。

「あっ、信じてないな?」

「「そんなことないもんね〜」」






























そんな風にたわいない会話を交わしていた。
そんななか、暗闇の中に光が見えた。
すると1人男が言った。



「見ろ

 出口だ!!」


(はぁ、そんなこと言わなくても分かるし)



























<あとがき>

続けようか迷ってやめました。
長くなりそうですし。
短くてすいません。

なんで長い文書けないかな〜