はゴン・キルアと分かれた後、船内を歩いていた。
(さすが、ハンター協会の会長だけのことはあるね・・・あのままずっと後回しにされてたらやばかったかも・・。
う〜ん、やっぱ教育環境の所為かしら?)
「あれ?君は・・」
は立ち止まり景色を眺めながらまた考え事をしていた。
その途中で金髪の少年・・クラピカに声を掛けられた。その隣にはレオリオもいる。
そしてはその2人に笑顔で自己紹介を始めた。
「はじめまして、・です。クラピカさん、レオリオさん。」
「何故名前を?」
「ゴン達から聞いていましたので」
「はあ;」
クラピカ・レオリオはの雰囲気に呆気に取られるのであった。
〜休息〜
それからクラピカ達と話し、そして別れた。
彼らと居るのは楽しい。
だが、その一方で自分が異質な存在だと改めて知ってしまう。
はそれが悲しかった。
どうして私は―――――。
クラピカ達と別れてから数十分後、夜景を眺めていたに1人の男が 現れた。
「、久しぶり」
はその声に振り向いてみた。だが、そこに居たのは見慣れない男だった。
顔中・・体中にピンを刺した男。それはもう怪しいことこの上ない。
が本気で悩み始めると、男はピンを抜き出した。
そして全て抜き終えた頃にはの良く知る人物が目の前に現れるのだった。
「イっ、イルミっ!!?何で!!?」
「家出中の弟がココに居てさ。まあ、仕方なく。
、ここにいるまではオレの事はギタラクルって呼んでよ。」
「えっ、・・ああ。」
はイルミのギャップに驚かされて一時は固まっていたが何とか意識を取り戻した。
「こそなんでこんなトコにいんの?」
「ああ、それはアイツらについての情報を一人で手に入れるため。
いつまでクロロ達に頼ってる訳にいかないでしょ」
はキルア達には言わなかった本音をイルミには言った。
確かには嘘は言っていない。だが確信的な事も言っていない。
はまだよく知らない者に自分のことを話す気はないようだ。
だが、それもそうだ。何時、何処での事を狙っている輩がいるか分からないのだから。
そして達は時間の許すまま、ずっと話し込んでいた。
だが、その途中で新たな人物が現れた。
「やぁ つれないねぇ ずるいじゃないか」
は突然現れたヒソカに顔に手を当てて思った。
(また厄介なのがでてきたよ。何で誰も一人にしてくれないんだ。)
それを見たイルミが自分に都合の良い様に解釈した。
「ヒソカ、が困ってるだろ。離れろよ。」
いつの間にかヒソカはを抱きしめていた。
はコイツに関わると碌な事が無いと思いながら、抵抗出来ずにいた。
(だれか助けろよ)
はそう思いながら早くここから開放されるのを待った。
今年、試験を受けたのは間違いだったかと思いながら。
はその後ずっとこの2人に付き合わされて眠ることも出来なかった。
まあ、にとって眠ることは”睡眠”とは意味が違うのだが・・。
<あとがき>
やっと今月、更新2話目。
ジャンル増やしすぎたかと後悔しつつ、更新している柚姫であります。
夏休みに入る前に試験編が終わるといいのだが・・。
もしくはヨークンシティー編に入れればいいのだが。
今回、途中でヒロインの口調?が変っているのには気にしないでください。
感想この頃、少なくて寂しいです。お待ちします。
こんな駄文で良ければ次もよろしくお願いします。
ヒソカの語尾は改正版で何とかしようかと・・